とら豆だんご

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.69(2014年10月掲載)

白玉だんごを作るとき、あなたはどう作りますか?私はたいてい寒晒粉と絹ごし豆腐を合わせて作ります。とってもなめらかな食感で、時間が経過しても固くならない優れ技です。この方法は精進料理の藤井まり先生に教わりました。「豆腐は大豆からできているわけだし、ほかの豆でやったらどうなんだろう?」と考えて「とら豆だんご」ができました。お試しください。そして、お好きにアレンジをo(^_^)o

茹でたとら豆と寒晒粉を合わせてこねて、丸めて茹でる。それだけでできる簡単おやつ。ここでは市販の、ずんだあんを合わせてみました。小豆の粒あんでもOK。黒蜜をかけたり、きな粉をまぶしたりして楽しんでください。豆の味を楽しむには、甘さを足さずそのまま食べるのもアリかも‥‥。甘煮にした豆と粉を混ぜてだんごにするときは、塩を少し加えてください。

材料(15〜20個分)

とら豆 茹で上がり100g
寒晒粉、又は だんご粉 50〜70g
豆の茹で汁 大さじ4〜
あんこや黒蜜など 適量

作り方

  • 1 とら豆を水洗いし、たっぷりの水に半日〜1晩浸してもどす。
  • 2 豆をもどし水ごと鍋に入れて火にかけ、沸騰したら中弱火で40〜50分ほどやわらかく茹でる。途中アク取りをして様子をみながら、湯が減ったら水を足し加える。
  • 3 茹でたとら豆を湯切りし、ボウルに入れてつぶす。寒晒粉とつぶしたとら豆を混ぜ合わせる。
  • 4 豆の煮汁を加えながら手でまとめるようにこねたら、適当な大きさに丸めてだんごを作る。
  • 5 だんごを熱湯に入れて、浮いてきたら更に5分ほど茹でる。
  • 6 茹でただんごを氷水にとり、冷まして締める。好みのアレンジで盛りつけて完成。

ワンポイントアドバイス

  • 煮豆と粉の比率は、豆の量が多いとつくねのようにも見えますが、粉を増やすほどに、だんごっぽくなります。
  • とら豆以外に、中長うずら、紅しぼり、金時豆などでも同じように作ることができます。デンプン質の多い豆で、いろいろお試しください。
  • ここでは甘味として紹介しましたが、鍋料理の具としてお使いいただいても、美味しくいただけます。
  • レシピ担当/五木のどか

    豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

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