秘伝豆のシュウマイ

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.91(2015年3月掲載)

世の男どもは、どうしてシュウマイにのったグリーンピースを嫌うのでしょう?「グリーンピースがのって、シュウマイは完成するのに!」と、いちいち抗議するよりも「のってても食べる豆にしたらいい」と思いました。秘伝豆のこと、ヤツらは枝豆っぽい豆だと思うでしょう。ふふふ。もし、秘伝豆を外したとしても‥‥シュウマイの中には刻んだ豆が入っておる!好き嫌いだらけの子どもを育てる感覚で思いついたレシピです。

シュウマイは蒸篭(せいろ)や蒸し器で蒸すものだと思っていました。人様のレシピをネット検索していたら、白菜をざく切りにして鍋に敷いた上にシュウマイをのせ、水を入れて蒸し煮にする技を発見。すごいですねぇ〜。この方法だと秘伝豆のシュウマイが、思った以上に簡単にできました。蒸した後の白菜は、じゃこと和えてポン酢をかけて、付け合せの一品に。

材料(約15個分)

秘伝豆 茹で上がり1/2カップ+シュウマイの個数分の粒
玉ネギ 1/4個
豚挽き肉 120g
生姜 1カケ
片栗粉 小さじ2
溶き玉子 1/2個分
中華ダシ 小さじ1/2
小さじ1/4
白コショウ 少々
ナンプラー、または醤油 少々
少々
市販のシュウマイの皮 個数分
白菜 芯を中心に3〜4枚分

作り方

  • 1 秘伝豆は丁寧に水洗いし、たっぷりの水に浸して1晩おく。豆がもどったら、鍋に移し茹でる。最初は強火で、沸騰してアクが浮いてきたらすくいとり、中火に落として30分ほど茹でる。
  • 2 茹でた秘伝豆は粗みじん切りに、玉ネギとショウガはみじん切りにしておく。
  • 3 ボウルに玉ネギを入れ、片栗粉をまぶす。
  • 4 豚挽き肉とショウガ、調味料の類い、溶き卵、刻んだ秘伝豆をボウルに入れて混ぜ合わせる。途中からこねて、そこそこ馴染んだらOK。
  • 5 シュウマイの皮中央部に4の具を包み、形をととのえる。
  • 6 具の上に茹でた秘伝豆を1粒ずつ、少し埋めるようにのせる。
  • 7 白菜を1cm幅くらいの大きめ千切りにして、少し深さのある鍋に敷く。その上に5のシュウマイをのせ、周囲に水を張る。水の量はシュウマイが浸からないギリギリくらい。
  • 8 蓋をして10分ほど蒸し煮にしたら出来上り。

ワンポイントアドバイス

  • シュウマイの味付けはアバウトなので、適当に調整してください。本格的なシュウマイはホタテ出汁やアワビ出汁など使われているようです。
  • 秘伝豆に限らず、大豆類であればたいていどの豆でも合うと思います。刻んで中に入れることを考えなければ、赤えんどうもアリでしょう。
  • レシピ担当/五木のどか

    豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

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