熟成小豆玄米

玄米は精米する前の米で、糠の部分にミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。
しかし体に良いと分かっていても、ボソボソとした食感や独特の香りが苦手という声が多いのも事実。

そこで近年話題になっているのが、「熟成玄米」や「酵素玄米」と呼ばれる作り方です。

玄米に小豆と塩を加えて炊き、保温モードで寝かせるだけなのですが、モチモチとした食感になり、まるで赤飯のように食べやすくなります。玄米の糠層に含まれる酵素の働きにより、このような変化が起きると言われています。

というわけで当店では豆屋らしく小豆の量を多くして、「熟成小豆玄米」と名付けたレシピを考えてみました。

材料

  • 玄米:3合(450g)
  • 小豆:大さじ3(45g)
  • 塩:小さじ1(5g)

     

  • 玄米をボウルに入れて軽く洗い、ザルに上げて水を切ります。
    強めに洗って玄米に傷を付け、浸水させやすくする方法もあるようですが、やらなくても特に問題ありませんでした。

     

    小豆も洗って汚れを落とし、ザルに上げて水を切ります。

     

    玄米を炊飯器に入れて水加減します。
    炊飯器に玄米モードがある場合は3合目の目盛りまで、ない場合は900mlを目安に入れて下さい。
    玄米を炊く時の水の量は玄米の1.5〜2倍と言われています。

     

    塩と大さじ3の水を加えます。
    水の量=小豆の量です。
    レシピの塩の分量はおかずなしでいけるほど味が付くので、お好みで調節して下さい。

     

    軽くかき混ぜたら、6時間以上しっかり浸水させます。

     

    炊飯器で炊きます。
    あれば玄米モード、なければ普通に炊飯して下さい。

     

    炊き上がったら15分ほどおいて蒸らし、しゃもじでかき混ぜます。
    底の方からすくい上げるようにして、全体をまんべんなくかき混ぜて下さい。
    この時はまだ小豆の色を薄くまとっている程度で、モチモチ感もありません。

     

    保温モードで3日間保温します。
    毎日1回しゃもじでかき混ぜて下さい。
    熟成が進むにつれてモチモチ感が増し、メイラード反応により色も濃くなっていきます。

    メイラード反応で生まれる「メラノイジン」という褐色の色素には、食品の酸化を抑える働きがあり、玄米が腐りにくく、また香り豊かになる効果があります。

     

    炊飯して4日目から食べ頃になります。
    モチモチとした食感と豊かな香りで、おかずなしでもパクパク食べられます。

    玄米や小豆にはビタミンB群やミネラルが豊富に含まれており、さらに小豆にはポリフェノールやサポニンといった機能性成分も含まれています。

     

    5日目、けっこう濃くなってきました。
    7日目を目安に食べ切るようにして下さい。

     

    ※混ぜる時は清潔なしゃもじを使用して下さい。
    変な匂いがしてきたら食べるのは控えて下さい。

    熟成小豆玄米作り

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