レッドキドニーと大福豆のシロップ浸け

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.12(2013年9月掲載)

豆と豆料理の探検家・五木のどかです。「一豆三味(ひとまめさんあじ)」を提唱している私としては、豆の使い方を考えるとき、おかず系、ごはん系、サラダ系、スープ系、甘味といったジャンルで豆料理の展開を思い浮かべます。 その豆の味や個性を活かした食べ方は‥‥?いろんな豆をテキトーに使い続けていると、季節や気分、一緒に食べる人の好みで、料理のアイデアが浮かんでくるようになるのです。

「レッドキドニーを使った甘味は?」と考えて、浮かんできたのはシロップ浸けです。せっかくだから、レッドキドニーの赤と、白い豆を合わせて紅白にしよう!と思いました。白いの、どうせだったらおめでた気分を盛り上げる「大福豆」がいい!‥‥その結果、こんな感じになりました。彩りを増やしたいときは、「青えんどう」や「紅しぼり」を加えても、可愛くなりますよ。

材料(4〜6人分)

レッドキドニー 1/2カップ
大福豆 1/2カップ
1カップ
グラニュー糖 150g〜300g
シナモンスティック 1本
クローブ 5〜6粒

作り方

  • 1 レッドキドニーと大福豆をそれぞれ水洗いして、たっぷりの水に浸し、一晩〜半日ほどおく。
  • 2 豆がもどったら別々に鍋に入れ、程よい加減に水煮する。目安として、レッドキドニーは沸騰後、中弱火で30分〜35分。大福豆は沸騰後、中弱火で20分程度でかたさを見て調整。
  • 3 鍋に水1カップを沸騰させ、グラニュー糖を溶かす。甘くするときは、一度に入れず、2〜3回に分けて入れる。レッドキドニーと大福豆は水切りしておく。
  • 4 ボウルにレッドキドニーと大福豆の水煮を入れ、温かいうちに3のシロップを加えて浸しておく。
  • 5 豆を混ぜ合わせ、半分量ずつに分けて保存瓶に入れ、片方にシナモンスティックを、もう片方にクローブを入れて冷ます。常温に冷めたら、冷蔵庫に保管。

ワンポイントアドバイス

  • 「味は冷めるとき滲みる」と言うように、豆とシロップが常温に冷めたら、ほんのり甘味が入ります。食べ頃は、豆を冷蔵庫に入れて1日くらいたってから。
  • 豆の茹で加減が、シロップ煮の真骨頂。最後は冷蔵庫に入って豆が締まることを考え、煮くずれ前やわらかめの茹で加減を目標に。豆がちょうどよく煮えたかなと思ったら火を止め、蓋をして少しおくと良い。
  • 砂糖の甘さは、好みで加減してください。特に甘くする場合は、一度に入れると砂糖が溶けずに残るので、100gずつ足していくなど、浸透圧を利用して砂糖を溶かしてください。
  • レシピ担当/五木のどか

    豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

    レッドキドニーと大福豆のシロップ浸け

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