たまふくら大豆の夏野菜じゃじゃ麺
豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.57(2014年8月掲載)
「タマフクラ大豆」は、丹波黒豆と粒の大きなツルムスメ大豆を掛け合わせて誕生した新しい品種の豆だそうです。本音を言うと「在来種」の豆が好きなのですが、豆全般を知っておきたい興味から、8月は一ヵ月、タマフクラと戯れることに致しました。 ふふふ、やっぱりデカイです。水に戻すとムクムクとヒヨコ豆くらいのサイズになり、もしかするとこれは、ワールドワイドに普及する和製大豆になりそうな予感がします。
タマフクラを茹でて1粒、2粒食べてみたら、しっかりとした濃い大豆の味がします。ふっくらコロコロ可愛くて、平仮名の「たまふくら」だよな〜と直感。暑さを味方に、食欲モリモリの夏休み料理を考えました。茄子や万願寺とうがらしを切るとき、タマフクラの茹で上がりサイズを意識して、粒を揃えるのがポイントです。
材料(約2人分)
タマフクラ大豆 | 1/4カップ |
玉ネギ | 1/2玉 |
茄子 | 短1/2本 |
万願寺とうがらし | 2本(ピーマン、甘長唐辛子等で代用可) |
オクラ | 4本 |
ミョウガ | 1〜2本 |
合挽肉 | 100g |
味噌 | 大さじ1 |
七味唐辛子 | お好みで |
うどん | 2人分 |
作り方
- 1 2度3度水替えをして、タマフクラを丁寧に水洗いする。たっぷりの水に半日〜一晩浸してもどす。
- 2 戻した汁と豆を中火にかけ、煮立ったらアクをすくい取りながら、40〜50分ほど中弱火で煮る。煮えたら火からおろし、少し冷まして湯切りする。
- 3 玉ネギは薄切り、万願寺とうがらしと茄子は1.5ミリ角に、ミョウガは千切りに切っておく。
- 4 オクラは水洗いし、上部をカットしてそのカドを落とし、切り目を入れて軽く茹でてザルにあげる。冷めたら斜めに半裁。
- 5 豆を煮ながら野菜をカットしている間に、湯を沸かして麺を茹でておく。茹で上がったら湯切り〜水洗いして麺を締め、ザルにあげる。
- 6 鍋に薄く油を引き、合挽肉を炒める。火が通ったら玉ネギを加えて炒め、茹でておいたタマフクラを加えて混ぜる。
- 7 茄子を加えて炒め、火が通ったら万願寺とうがらしを加える。
- 8 適量の水に溶いた味噌を回しかけ、軽く混ぜ合わせる。好みで七味唐辛子をかけ、出来上り。オクラ、ミョウガと共に、うどん麺と具材を器に盛りつける。
ワンポイントアドバイス
レシピ担当/五木のどか
豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。
たまふくら大豆の夏野菜じゃじゃ麺
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