フェジョンプレットのキーマカレー

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.56(2014年7月掲載)

夏だからカレー。暑いからカレー。いい汗かくためにカレーを食べよう!って、何かの標語みたいですけど、ブラジルやボリビアの人たちもきっと、カレーが好きだと思います。南アメリカ大陸の人たちは、どんなカレーが好きなんでしょう?わからないから勝手に作ってみました。茄子は同系色のコーディネート、夏野菜を合わせました。

なぜキーマカレーになったのかと言うと、汁なしにしたかったから。北海道の人がスープカレーを好きなように、暑い地域の人はきっと、ポロポロのドライカレーが好きそう。ここでは牛肉を使っていますが、豚肉、鶏肉、お好みでどうぞ。「キーマ」はインドの言葉で「挽き肉」「細切り肉」の意味。フェジョンプレットのホクホクしたデンプン質が、じゃがいも代わりに辛さを中和してくれます。

材料(3〜4人分)

フェジョンプレット 1/2カップ
玉ネギ 1/2玉
茄子 短1本
トマト缶詰 1カップ
牛挽き肉 100g
粒ガーリック 少々
オリーブオイル 大さじ1
ナツメッグ 2〜3振り
カレーパウダー 大さじ2.5
小さじ1/2〜
黒コショウ 少々
チリパウダー 少々
1/2カップ+1/2カップ〜

作り方

  • 1 フェジョンプレットを水洗いし、たっぷりの水に4時間くらい浸してもどす。
  • 2 もどし水を替え、中火にかけ煮立ったらアクをすくい取りながら、30分ほど中弱火で煮る。煮えたら火からおろし、少し冷まして湯切りする。
  • 3 玉ネギはみじん切り、茄子は1cm角くらいに切って軽く水にさらす。
  • 4 鍋に粒ガーリックとオリーブオイルを入れて火にかけ、ガーリックの香りがしてきたら玉ネギを入れて炒める。
  • 5 玉ネギによく火が通ったら牛挽き肉を加え、ポロポロしてくるまで炒める。フェジョンプレットを加え軽く炒めたら、ナツメグ、カレーパウダー、黒コショウを振りかけて更に炒め、香りをしっかり立たせる。
  • 6 トマトの水煮缶(ホール)を手で潰しながら加え、混ぜ合わせる。水1/2カップを加えて、弱火にして蓋をし、20分ほど煮る。途中で焦げそうだったら水を足す。
  • 7 そこに茄子を加えて炒めるように熱し、塩、チリパウダーで味を調える。
  • 8 茄子に火が通ったら出来上り。

ワンポイントアドバイス

  • 豆は煮込みに使いますので、固茹ででもOKです。
  • カレーのスパイス類は、お好みで味を調整してください。
  • レシピ担当/五木のどか

    豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

    フェジョンプレットのキーマカレー

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