たまふくら大豆の梅ごはん

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.61(2014年8月掲載)

このゴハン、食欲増進の強い味方です。炊飯器で炊き込み御飯を炊いていると、じゃことお酒のふんわりとした香りが広がって「あぁ、ごはんが炊けてる〜」とうれしくなります。炊飯器の蓋をあけると、たまふくら大豆がぷくりん、ぷくりん、炊き立てご飯にのぞきます。梅やごま、大葉を合わせて、残暑疲れを吹き飛ばしましょう〜♪

大豆は精進料理の出汁の一つに使われる食材です。味が濃いたまふくら大豆からは良い出汁が出ているはずで、炊き込み御飯にするのもアリだと思いました。ふつうの大豆は煎って炊き込みますが、粒が大きなたまふくら大豆は下茹でして使います。いただき物の紀州南高梅をぜいたくに合わせて、さっぱりとした美味しさに。

材料(約4人分)

タマフクラ大豆 茹で上がり1/2カップ
白米 1.5合
ちりめんじゃこ 大さじ2
大葉 4枚
梅干し 大2個(サイズにより調整)
大さじ2
小さじ1/2
金ごま(白ごまでもOK) 小さじ1

作り方

  • 1 タマフクラ大豆を2〜3回水替えしながら丁寧に洗う。たっぷりの水に半日〜1晩浸してもどす。
  • 2 米を洗ってザルにあげ、30分ほど置く。
  • 3 戻した汁と豆を中火にかけ、煮立ったらアクをすくい取りながら、20〜30分ほど中弱火で煮る。
  • 4 2の米に酒と水で、いつもの1.5合分に水加減する。茹でておいたタマフクラ大豆とちりめんじゃこを入れ、塩を加えて軽く混ぜたら、炊飯器のスイッチを入れる。
  • 5 炊き込み御飯を炊いている間に大葉を千切りにし、梅は種を外してみじん切りにする。
  • 6 ご飯が炊き上がったら少し蒸らしてボウルにとり、梅とゴマをざっくり混ぜ合わせ、最後に大葉を合わせたら出来上り。

ワンポイントアドバイス

  • 大葉は熱で色が変わりやすいので、最後に混ぜてください。
  • 使う梅によって、塩加減を調整してください。
  • 温かいご飯もおいしいですが、たまふくら大豆の梅ごはんは冷めてもおいしいです。
  • レシピ担当/五木のどか

    豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

    たまふくら大豆の梅ごはん

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