赤えんどうとしめじのミートグラタン

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.63(2014年9月掲載)

茹でた赤えんどうと、しめじの頭、なんだか似てますね〜 o(^_^)o と思ってヒラメイタのが、このレシピ。「おそらく、そこそこのありふれた味でしょう‥‥」と思いながら食べたら、これが上々!「あれれ、どうしたの??」って感じの、厚みある秋らしい味になりました。スパークリングな飲み物か、渋みのある赤ワインと合いそうです。

思いがけず美味しくできた理由を分析すると‥‥赤えんどうは、茹で立てではなく1〜2日前から作ろうと思って冷蔵庫にスタンバイしていたものを使いました。ゆえに、茹でてすぐよりトロミが出ていて、そのトロミの素と牛挽き肉の味が相まって、たっぷりめに加えた黒コショウで整った感じです。スライスチーズはカマンベールのとろけるタイプを使いました。

材料(約2人分)

赤えんどう 茹で上がり1カップ
玉ネギ 1/2個
牛ひき肉 150g
ぶなしめじ 1パック
小さじ1/2〜1
黒コショウ たっぷりめ
粒ガーリック お好みで
サラダ油 適量
スライスチーズ 2枚
パン粉 大さじ2〜4
パセリ 飾り用

作り方

  • 1 赤えんどうを水洗いし、たっぷりの水に半日〜一晩浸してもどす。季節が過ぎてきたら、やや長めに水に浸してもどす。
  • 2 豆と水を鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら茹で汁を捨てる。たっぷりの新しい水と豆を鍋に入れ、途中アク取りをしながら中弱火で30分〜1時間ほど煮る。新豆は30分ほどでOK。
  • 3 玉ネギはみじん切り、ぶなしめじは石付きをとって、半分〜1/3の長さにカットする。
  • 4 フライパンに油をひいて(好みで粒ガーリックを加えて熱し)、玉ネギを炒める。牛挽き肉を加えて更に炒め、赤えんどう、ぶなしめじの順に加えて炒める。塩とたっぷりめの黒コショウで調味。
  • 5 グラタン用の器に薄く油を引いておく。4をグラタンの器に入れ、1/4カットしておいたスライスチーズとパン粉をのせてオーブンへ。
  • 6 ご家庭ごとのグラタン設定で焼く。自動設定がなければ、200〜220℃で10〜20分くらいで加減を見ながら焼く。仕上げにパセリを飾る。

ワンポイントアドバイス

  • 赤えんどうの代わりに、インゲン豆の仲間のほかの豆でも美味しくできると思います。ジャガイモ感覚でアレンジしてください。
  • 7〜8mm角にカットしたセロリや、一口大にカットした茄子などを加えても合うと思います。冷蔵庫の食材を見て、適当に組み合わせて作ってください。
  • レシピ担当/五木のどか

    豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

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