紫花豆入りビーフシチュー

豆・豆料理探検家の「豆なレシピ」 Vol.95(2015年4月掲載)

紫花豆のあの粒の大きさと、ホクホクとしたデンプン質を生かし、おかずになる使い方をしたいと考えました。前回のワイン煮で、赤ワインを吸った紫花豆がすこぶるおいしかったことから、行き着いたのがビーフシチュー。誰かを想ってコトコト煮込む愛情料理。アツアツほくほく、紫花豆のビーフシチューはいかがでしょうo(^^)o

牛肉を赤ワインで煮込むとやわらかくなる‥‥牛丼屋さんのテクニックは、ビーフシチューの応用でしょうか。コトコト煮ている間に紫花豆も煮て、途中で鍋に加えてさらに煮込みます。ふだんは豆を煮るにおいや、ご飯の炊けるにおいがただよう豆ラボキッチンに、赤ワインやデミグラスソースで肉を煮込むにおいがただよって‥‥。ご家庭で作るいつものビーフシチューの手順で、ジャガイモを紫花豆に置き換えたお気軽レシピです。

材料(約4人分)

紫花豆 1/2カップ
牛肉シチュー用 200〜300g
玉ネギ 中1個
ニンジン 1本
塩、コショウ 適量
粒ガーリック 少々
バター 10g
赤ワイン 100cc
デミグラスソース 1缶(290g)
トマトピューレ、又はケチャップ …大さじ1
1カップ+適量

付け合せの青み

ブロッコリー、アスパラガス、三度豆など 好みで適量

作り方

  • 1 紫花豆を水洗いし、たっぷりの水に浸して一晩以上おく。
  • 2 玉ネギは2cm幅くらいにカットし、人参は乱切りに。牛肉は角切りにして塩コショウ。
  • 3 厚手鍋にガーリックとバターを熱し、牛肉の表面を焼く。そこに玉ネギとニンジンを加え、しんなりするまで炒める。
  • 4 火が通ったら赤ワイン、水を加えて熱し、沸騰したらアクを取り除く。蓋をして中弱火で1〜2時間煮込む。途中、水分が減ったら水を足し加える。
  • 5 その間に紫花豆を煮る。浸け汁を新しい水に変えて鍋に入れ中強火にかけ、沸騰したらアクをとる。中弱火に落として、30〜40分煮込む。
  • 6 4の肉がやわらかく煮えたら、茹でておいた豆を湯切りして加える。デミグラスソース、トマトピューレも加え、木べらで混ぜて全体を馴染ませる。
  • 7 そのまま弱火で20分ほど煮て、味を調える。別茹でにしておいた青み野菜と共に盛りつけて出来上り。

ワンポイントアドバイス

  • 紫花豆の水煮は、シチューと共に煮込むことを考えて固茹ででも大丈夫です。肉などと一緒に煮込んで火を止め冷ましておくと、豆に味が浸みます。再加熱して食べてください。
  • 豆を黒いんげん(フェジョンプレット)やレッドキドニーに変えても、おいしくいただけます。
  • レシピ担当/五木のどか

    豆・豆料理探検家。豆・豆料理アドバイザー。福岡県生まれ、京都市在住。豆の生産者や料理人、飲食店、販売店を訪ね歩き、話しを聞くことを楽しみとする。「一豆三味」を提唱し、豆料理の楽しさを伝えている。「豆なブログ」執筆中。

    紫花豆入りビーフシチュー

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